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銀次記憶喪失話の
2006-12-14 Thu 13:10
「DeepBlack2」のインフォメを早くアップせねばと思いながら、蛮誕やらコピー本の原稿やら、原作の動向(これは想定外/苦笑)にバタバタしてて忘れてた…!

どちらにしても通販の受付は、ひよ銀のコピー本一緒にしたいなと思ってるので、来々週くらいまで(エライ先なんですケド、ちょっと…)お待ちくださいませー。ごめんなさいー。


かわりと言っては何ですが。
↓に一部抜粋。
今回の2は暗い要素を匂わせつつも、蛮ちゃんがとにかく銀次を溺愛してるので、安心して読んでいただけるかと思いますv らぶらぶだしね。
















「DeepBlack」



給油中に、運転席で一服やろうとマルボロを取り出すなり、ぱたぱたとせわしなく走ってくる足音が蛮の頭の奥で響いた。
感覚が伝えてくる、誰と間違うこともない特徴あるテンポの靴音。
それに反応して運転席で顔を上げるなり、息をきらして通りの角まで走って出てきたその人影が、給油中のてんとう虫を見つけて慌てて立ち止まる。
右の紫紺と左の青灰が、やや開き具合を違えながらも、ゆっくりと見開かれた。
朝の爽やかな光の中で、金色の髪が太陽を集めてきらきらと輝いていた。
初めてこの街で出逢った日と同じように。

……銀次。

顔を見るなり、心が呼ぶ。
何度も何度も数え切れないほど、その胸で呼んだ愛おしい名。
もう一度会いたいと渇望していたのは、寧ろこちらの方なのだ。
それでも。
連絡さえ入れなかったのは、こんな風にじりじりと痛む胸のせいだろう。

今度会ったら、
今度こそ。
もう二度と、離せなくなってしまいそうで。


「ば…! 美堂さん!」


蛮を見るなり、ぱあっとさもうれしげな笑顔になって、銀次がまっすぐにこちらへと走り出す。
子供のような無邪気そのものの顔に目を細め、蛮は運転席の開いた窓から、銀次を呼ぼうと顔を覗かせた。
が。
「よう」と声をかけようとして、蛮の視線は銀次を追ったまま左へと流れた。
銀次が、一目散に助手席の側へと向ったからだ。
そして、勢いよくドアを開くと、飛びこむようにシートに上がり、満面の笑顔をにゅっと運転席の蛮の目前へと突き出した。
「…あ?」
あっけに取られて目前の顔を凝視していると、両膝でサイドシートの上をちょこちょこっと歩き、その顔がさらに蛮に接近する。
と同時に、やおら、がばっ!と飛びかかるように蛮の首にしがみついた。
「うわ! ちょっ、テメエ!」
「うわーん、会いたかったぁ! よかった、やっと会えた! 俺、すっごく会いたかったっ!」
「…は?」
「んもうっ、本当に! 電話もメールもしてくんないでっ!」
「って、おい…!」
「俺、心配したんだからね!」
「いや、だから。いきなり何だってえの! おい、こら、銀次!」
蛮の声に、スバルのフロントガラスを拭いていたバイトの少年が運転席を見、その光景にぎょっとした顔でガラスを拭く手を止めて固まる。
次いで、見る見る真っ赤になると、逃げるようにその場を離れた。

おいおい、待てよ。
明らかに誤解されたぞ、今。
(まんざら誤解でもないが)
つーか、せめてガラス最後まで拭けっての!

心中で叫ぶ蛮に構わず、ぎゅうぎゅうとしがみついてくる銀次に、だからと言ってそれを無理矢理ひっぺがす事も出来ず。
純情少年に代わって、スバルに駆け寄ってきたバイト青年に、銀次を首にぶらさげたまま、蛮が告げられた金額を支払う。
「ありがとうございました」と深々と頭を下げられると、蛮は渋面で大きく息を吐き出した。
「つーか、テメエ! いつまでヒトの首にへばりついてやがる! とっとと前向いて坐ってドア閉めやがれっ! 車出せねえだろうが!」
「え? うわわわっ! ごごごごめんなさい~っ!」
はっと気付いて真っ赤になって、慌てて蛮から離れた銀次が、バタンと助手席のドアを閉めると、わたわたとシートベルトをする。
そして、サイドシートに坐り直すのを見届けると、蛮は再び大きく息を吐き出し、スバルのエンジンをかけた。











…この後。やっと銀次は、「蛮ちゃん」と呼べるようになるのですv
そして、この美堂蛮さん。
この後、銀次に「好きだ」の「付き合え」だのとんでもないことを吐かれるので、どうぞ覚悟してやってくださいませー(滝汗)
ああ本当。書いてる本人さえ予想しなかった発言を勝手に…。
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